鍼は痛いのか。
痛い針と痛くない鍼があります。
刺す鍼は痛い、刺さない鍼は痛くないです。
痛みだけでなく、体の感覚は受容体というセンサーが働くことで、感覚が発生します。
皮膚には
温・痛・冷・圧などを感じるセンサーがあります。
皮膚の近くに煙草をもってくると、「あたたかーい」と感じますが、圧迫される感覚は出ません。
これは、温度を感じるセンサーが反応しているからです。
皮膚の下には痛みを感じるセンサーがあります。
皮膚を貫かなければ、痛くないです。
貫けば、痛みを感じるセンサーは反応します。
この時に、細い鍼であれば、センサーの間を通りにくけることもあります。
ですが、それでは運任せになってしまいます。
痛みをできるだけ少なくする「技術」があります。
圧迫しながら鍼を打つのです。
そうすることです、痛覚を感じるセンサーは反応しているのですが、痛みを感じにくくなります。
より早く確実な治療を行うための、治療の技術です。
細い針よりも、太い針のほうが体への変化は起こりやすいです。
痛くない鍼を希望される方もいることは重々承知しておりますが、
早く不調を改善するためには少し強い刺激を必要とします。
※早く不調を改善するメリットに関してはまた改めて書きます。